2008/07/11

「東京国際ブックフェア」ちょっといい話 「東京国際ブックフェア」ちょっといい話

こんにちは、キャラ☆メル編集部編集長の木村です。1周年来年号のお祭気分も終息して、次号に向け仕込みの時期でもあるのですが、昨日「東京国際ブックフェア」をのぞいてきましたので、その話を書かせていただきますね。
「東京国際ブックフェア」とは、世界各地の本屋さんが集結して安売り合戦を繰り広げ、まるで鮮魚市のセリのような男と男のイベントである、わけではまったくなく、現在の出版について考えてみるフォーラムですね。
私は「本の流通は脳ではじまり、脳で終わる」という茂木健一郎氏の基調講演を拝聴しました。すごく面白くて、しかも出版の未来のあり方も示唆できていて、感心したわけなんですが、最後の質疑応答の質問がとてもよい質問だったのでした。
うろ覚えですが、こんな質問でした。
「産まれた子供に本を好きになってもらいたい。なので本を読んで聞かせたいが、どんな本を読んであげればいいのかわからない。自分が子供の頃に親に読んでもらった、今ではボロボロの絵本をとりあえず読んで聞かせているが、もっとふさわしい、いい本があったら教えてください」という感じでした。
それに対して茂木氏は「素晴らしいですね」とひと言おっしゃってから、1歳や2歳の子供には何を読んであげるかは問題ではなくて、読んで聞かせてあげている、その状況が重要なんだと答えました。
お母さんが読み上げてくれている、例えば膝の上に乗せて読み聞かせているとか、添い寝して頭を撫でながら読んであげているとか、その状況、つまりはその体験が重要なんだと。
たしかに何を読んであげても、子供が本を好きになるかはわかりませんよね。それより、お母さんが愛情を持って本を読んであげている行為のほうがずっと大切で、それが子供の最初の読書体験として記憶されるかもしれない、幸せな記憶として。
親から受け継いだボロボロの本のほうが私が子供だったらうれしいかもしれないな、などと思いながら講演会場を後にしたのでした。
「キャラ☆メル」もみなさんの記憶に残るような本であったら幸いです。

*追記
1〜2歳の子供には色々読んでみるしかないそうです。その中で子供が喜ぶ系統の本を与えるのが子供読書好き作戦にはよいかもともおっしゃってました。
posted by キャラ☆メル編集部 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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